最近少しずついわれているプロセカの新ユニット、新キャラクターについて少し考察してみます。
新ユニットに対する運営の考え
新ユニットに対する運営の見解はリリース初期と1.5周年を迎えた今では異なってきます。リリース初期では基本的には5ユニットのストーリーを中心に展開を行いたいとのべていたと思うのですが、先日書かれた1.5周年での開発陣への情報に気になる記述が……
■今の5ユニット20人だけでは、すべてのボーカロイド音楽が当てはまらなくなる日が来るかもしれない
近藤氏: キャラクターと音楽の相乗効果って、確かにあると思うんです。そこでキャラクターをひとつのマテリアルだったり、属性みたいなものだったりとして考える時に、今だったら『プロセカ』にはオリジナルキャラクターが20人、オリジナルユニットで言えば5ユニットいて。その中で、それぞれのユニットやキャラクターの音楽の属性みたいなものは、幅広く解釈すればたぶん全ての楽曲に当てはめられるとは思うんです。 でも幅広い解釈じゃなくて、バチコーン!とハマるかどうかって考えると、5っていう数字や20っていう数字の限界みたいなものを、僕としてはどこかで感じていて。なので……いずれは増えるんだろうなぁ、みたいなのを感じてはいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3301b8fd09be3c099a936e51a3cb3ceed9d3f7ba
明確にいつとはいっていませんが、新ユニットについての匂わせととらえてもいいような内容が述べられています。
プロセカユーザーの反応
プロセカユーザーもこの記事を受けて様々な反応をとっています。例えばこんな感じ
他にもyoutubeのコメント欄もチェックしたのですが、大体8割ぐらいが反対でかなり抵抗感が強いように思います。
新ユニット、必要?
まあ結構嫌がられてるわけなんですけど、新ユニット自体は必要だと自分は考えていますし、逆に早めに追加できないと色々厳しいかなあなんて思います。
メリット①…ストーリーのクオリティー確保
プロセカのストーリーを見てて最近思うのですが、妙にサブキャラの主張が激しくなっていませんか?例えばGWに行われた遥のイベント、セリフ量を確認すると遥の次にセリフの多かったキャラは長谷川さんらしいんです。こんな感じに最近はユニットのイベントと銘打ってもストーリーはユニットではない第三者が活躍するといった内容が増えています。ユニットメンバーの行いが周りを動かし始めたと捉えるのもいいですが、自分はシナリオ製作班がユニットキャラで話を展開させるのに苦労しているとも感じます。冗長なストーリーは逆に飽きを生んでしまうため、新規にユニットを作り新たに刺激を加えるのもいいかもしれません。
メリット②…新規ファンの獲得
プロセカも1.5周年を終えていよいよストーリーもかなりのボリュームになってきました。プロセカはデレステと違ってメインストーリー制を採用しているので、時間がたてばたつほど新しくプロセカに入った人がストーリーを追うことは難しくなります。新規の人がとっつきやすくするためにも新ユニットが必要になってきます。
メリット③…歌唱の多様性が向上
おそらくこれが最も大きなメリットだと思います。現在でもプロセカには様々な声質の声優さんがいますが、まだまだカバーできていないものも多いかと思います。特に、男性は4人しかいないためベストなチョイスを選びづらいですし女性でもうまくかみ合わない曲も多いと思います。新ユニットは現状のキャラクターに足りない部分は把握した状態で採用をできるため今までのキャラでは表現しにくかった楽曲もカバーが可能になると思います。
新ユニットを追加で気を付けること
新ユニットは既存ファンからの拒否感も強いのはわかりますが、早めに追加せず後回しにした場合はより厳しいことになると思います
元のキャラ同士の関係性が壊れる
プロセカにおいて一番怖いのがこれです。プロセカ運営の方針は最終的に全キャラクター同士を知り合い以上の関係にすることなので、混合イベントが進み20人がそれぞれ密接な関係を築いてしまった後にもし新ユニットとして4人が加入したらどうでしょうか?
おそらく、多くの人が彼、彼女を拒絶してしまうと思います。これは絶対に避けなければならないことで、いつの日か新キャラを実装するのであれば、その新キャラが入り込めるスペースを確保しておかなければなりません。そう考えると既存キャラの人間関係の形成中に新キャラも混ぜてしまった方が安全でしょう。
ユニット間格差
プロセカの新ユニットの是非を巡る意見ではよく既存ユニットの扱いの差を上げる人がいます。既存ユニット間での格差は長期的バランスで解消するとのことですが、このバランス調整が新ユニットの影響で取れなくなってしまう、という意見です。これについては百里あると思うのですが、少し視野を広げて考えるとこの格差というのは既存ユニットー新ユニット間にも言えることです。カード枚数もそうですが、カバー楽曲の資産は特にカツカツ、、2022年5月現在の歴代再生数トップ30のうち、プロセカではすでに25曲を使っている状態であり、実は上位曲のリソースはそんなに残っていなかったりします。再生数で曲の良し悪しを判断するのは言語道断ですが、それとは別に、プロセカが目先の話題のために人気曲を食いつぶしているのは事実で、果たして新ユニットを遠い未来に実装するとしてそのユニットたちに渡せるキラーチューンは残っているのかという疑問もあったりします(この辺は新ユニ関係なくプロセカ運営には考えてほしいところでありますが)
曲 | youtube再生数順位 |
---|---|
グッバイ宣言 | 1 |
ヴァンパイア | 13 |
天ノ弱 | 26 |
DAYBREAK FRONTLINE | 27 |
ロストアンブレラ | 28 |
新ユニットの方向性
ではここからは仮に新ユニットが追加されるとしてどんなユニットが競うかを考えてみます。
男女のバランス
まず色々いわれているのは男女のバランスになります。現在はプロセカキャラの男女比は4:16なので新ユニットは男性ユニットか男女混合ユニットのどちらかになると思われます。
男性4人ユニットのメリット・デメリット
・人間キャラの男女比をVSと同じにできる(4:16→8:16=4:2)
・衣装の男女格差が減る
おそらく2つ目のメリットは主に男性キャラを推している人にはいいのではないでしょうか?
・男性ユーザーからの反発
・初音ミクとの相性に不安
個人的には2つ目の部分は非常に心配です。男性4人での楽曲にミクを含めた女性VSを混ぜつつ良曲を作ることができるのかは考えなくてはならないところです。
レオニやモモジャンにもKAITOやレンを登場させることはしていますが、男性VSが少ないからこちらはイレギュラーとして扱うことができていて、カバー曲ではそういったのがないためまだ大丈夫ですが、男性4人ユニットではそうもいきません。男性4人歌唱+女性VSで書き下ろし曲をたくさん作るほかにもカバー曲にも挑戦しなければいけません。プロセカのコンセプト上、セカイ版歌唱にVSをハブるのが当たり前になったり、VSの声が浮いてしまって異物感がでることはあってはいけないので、工夫が必要なポイントであると思います。
男女混合ユニットのメリット・デメリット
・男性、女性ユーザー共に受け入れやすい
・プロセカの強みをより伸ばす展開
男女混合でユニットを組む利点はなにより荒れにくいことだと思います。現在プロセカは男女バランスよくユーザーが存在するコンテンツなのでどちらかに寄せすぎてしまうユニットは危険なような気もします。最初の追加ユニットとして置きに行くならこちらの方がいいでしょう
・ワンダショ、ビビバスと被る
男女混合でのユニットの問題点はワンダショ、ビビバスとの兼ね合いになります。現在プロセカでは書き下ろし曲を4人で歌わなければいけない縛りのようなものがあるので新規のユニットも男女混声での歌唱になります。しかしながら、3/6が男女混声で歌わなくてはいけないというのは楽曲の多様性という意味では厳しいのではないかと思います。新ユニット追加の動機は楽曲の多様性を増やすことなので、そう意味では微妙なところではないかと思います。
ユニットコンセプト
ユニットコンセプトについてもいくつかよく挙げられている候補があります。
和風ユニット
リリース初期のインタビューでも構想として挙がっていたらしいコンセプト。カバーできる曲が少ないのが難点になりますが、今の感じでも結構な曲を消化してしまっているので厳しいかもしれません。
大人ユニット
これは現プロセカユーザーから言われているもの。確かにそういう曲はたくさん残ってはいるが、3dモデルの観点だったりで厳しいんじゃないかなと思います。
個人的予想
自分の予想としては新ユニットは既存ユニと明確な違いを作るより、「今のユニットでも歌えるんだけどなんかなあ……」とか「この曲はどのユニットが歌ってもいいかな」とかそういう扱いになっている曲に充てられるユニットじゃないかなと思います。例えば、ダークな曲は現状ニーゴの専売特許ですが、ボカロはそういう曲の割合がかなり高いのでパンクを起こしてしまっていて、逆に他ユニはコンセプトとは離れた曲をカバーしている現状があります。その辺の調整が新ユニットの役割であって別にすごくオリジナリティに溢れる感じでもなくていいんじゃないかと思います。
個人的にはビビバス、モモジャンの中間的な立ち位置として、「グッバイ宣言」をきっちり歌えるようなダンサブルなユニットとかいいと思ってます!
おわりに
匂わせをわざわざしたということは新ユニット追加はほぼ確定事項なんじゃないかなあと思っています。それが2周年なのか2.5周年なのか、3周年なのかはわからないですが、いつか追加されたのがどんなキャラでもおおらかに受け入れてあげたいものですね。
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