ポプマスサ終で思う男女混合アイドルコンテンツの難しさ

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アプリレビュー

ポプマス、サービス終了

アイドルマスターポップリンクスというゲームを知っているだろうか。アイドルマスター ポップリンクス』はバンダイナムコエンターテインメントから2021年1月21日より配信され、2022年7月21日にサービスを終了するスマートフォン向けゲームアプリだ。筆者はデレステが好きだったので一応事前登録のときからプレイしていて、推しのアイドルがでたら本格的にやろうかなと思っていたらサ終案内がでたものだから悲しいなあと思っている。

サ終は妥当?

さて、残念ながらサービスを終えてしまうポプマスであるが、非常に申し訳ないがこのような結末になってしまったのはある意味当然の末路なのではないかと思っている。

ぷちぐるラブライブ!の2番煎じ?

ぷちぐるラブライブ!』5月31日にサービス終了─約1年で幕を閉じる形に | インサイド

ポプマスのサービス開始時、筆者や周りの友人の間ではあるアプリの存在が頭をよぎっていた。そう、ぷちぐるラブライブの存在である。このアプリはスマートフォン向けアプリにて2018年4月24日 – 2019年5月31日と約一年間のあいだサービスを続けられていたゲームである。このアプリも短命でサービスを終了してしまっている訳であるが、落ちものパズルというゲームジャンルはこうなりやすい傾向がある。

長く続くパズルゲームの条件

ぷちぐるもポプマスも短命に終わってしまっているわけだが、こうなってしまう理由は想像に難くない。それはアクティブユーザー数が確保できないことだ。パズルゲームというものは老若男女問わずだれでも手軽に遊べることが売りのゲームジャンルになる。このようなゲームジャンルはカジュアルゲームとしてくくられることが多く、ゲームとして稼いでいくには如何に低コストで、たくさんの人に遊んでもらうかが重要になる。

一人当たりの単価

カジュアルゲームはあまりゲームをやらないような人たちを巻き込んでいくことのできる反面、どうしてもゲーマーからみるとすぐに飽きてしまうことが多い。そのためユーザー一人当たりから発生する収益はどうしても低くなる。アイマスやラブライブに限らず、アイドルコンテンツは決して多くない人口から多額のお金を各人に出させることで儲けるタイプのコンテンツなので集客力の面では物足りない。

コスト面の不安

カジュアルゲームとして考えるとコスト面に関しても不安がある。ポプマスではキャラクターの絵は簡素なものといっても書き下ろしになり、ほとんどのキャラクターに声優を充てるのでこのジャンルの中では決して安くない費用がかかる。ガチャシステムがあるものの落ちものパズルでこのコストを払い続けるのは難しいので短命に終わってしまうのは割と想定されていたことではないかと思う。ぷちぐるはスクスタの繋ぎだったといわれているしポプマスは周年のサービスとして以上の役割はなかったのかもしれない。

そもそもアイマスを全部混ぜたのは正解?

ポプマスにおいてはもう一つ考えるべきことがあって、それはアイドルマスターシリーズをすべて混ぜて実装したことが正解だったのかどうかということである。自分は昔からアイマスはデレマスぐらいしかよく知らなくて、他のブランド、特にMマスについてはよく知らなかったのだが、プロセカをやっている人の中にはそういうのも好きな人も結構いて、何人かの人に率直な感想を聞く機会があった。聞いてみると皆ブランドが混ぜられて実装されることには疑問を持っている人が多いように感じた。一部のコンテンツしか興味がない人にもほかのブランドに興味を持ってもらえるようにという狙いがあるのだろうが現実にはいくつかの問題が存在する。

年齢層高めの人がコンテンツに入り込んでくる

これは長いこと続いているコンテンツだと仕方のない問題だとは思うが、同じものが好きであっても年齢が20歳違うような人同士ではお互い居心地も悪いものになってしまうと思う。シャニマス好きがいってたけれどもコンテンツが始まったばかりなのにすでにファンの年齢層が高いとかで少しびっくりしたらしい。せっかくシリーズで分かれているのでゾーニングをした方がいいのではなんて思う。

男性向けコンテンツに女性が、女性向けコンテンツに男性が入り込んでくる

年齢だけでなく、性別についても同じようなことが言える。というかこちらの方が大きいのかもしれない。同じオタクであっても男女でその雰囲気というのは大きく変わるものなのでこちらも混ぜるのは危険だと思う。プロセカでもあ、アイドルをモチーフにしたモモジャンメンバーはなかなか男性キャラとかは出てこないし、男性ユーザーから一番人気のあるユニットであろうニーゴでは未だに男性バーチャルシンガーが実装されていない。さらには男女のデュエット曲も初期にあったワンダショの冒険の書がきえましたからないという徹底ぶりである。初めから男女混合を銘打っているコンテンツでさえここまで慎重なのだからもう少し慎重に混ぜるべきだったのではと思う。

終わりに

ポプマスが直接サ終したのはターゲット選定や費用対効果の面で粗があったからであるとは思うが、アイマスのブランドをすべて混ぜながらサービスを展開していくのは筆者は難しいと考えている。バンダイナムコに努めている方にはもう少しうまい方法を考えてほしいとも思う。

そして、どうでもいいが筆者の推しであるデレマスの堀裕子ちゃんのポプマス絵は没データでもいいので見たかったなあ涙

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