今回は覚えておくと少し便利なrarファイルの使い道について解説していきます。インターネットの広い海を漁っていると稀に.rarという謎の拡張子がついたファイルを見かけることがあるかと思います。何かのファイルであることは分かっても、イマイチよく分からないですよね。筆者も使うときはいちいち調べたりしてます。rarにまつわる知識は色々なサイトに横断されていたりするので、筆者的に豆知識として使えそうな情報をこのページにまとめておこうと思います。
.rarファイルって?
.rar(読み方:ラー、アールエーアール)はデータの圧縮に使われる拡張子です。データ圧縮と言えば9割のファイルはzipで表されるので知名度は低いですが、用途に酔って使われることがあります。
主な特徴
.rarファイルは次のような強みがあります。
- 比較的高い圧縮率
- 一定サイズ毎にデータを分割可能
- データの破損時に修復が可能
ざっと挙げるとこのような感じになります。特に2つめに関しては便利で、10G20Gといった大規模ファイルを共有するときは一つのファイルに保管するとダウンロードやアップロードが大変なので、小分けに分割して作成できる.rarは便利だと思います。
.rarファイルを扱うことのできるソフトは?
何かと便利な.rarファイルですがwindowsのデフォルト機能だとサポートはされていないというのが現状です。ですからフリーソフトをダウンロードしておく必要があります。
WinRAR
RARのダウンロード先としては鉄板になっているサイトです。ちなみに、このアプリはシェアウェアということですが実は無償期間が切れたとしても問題なく使えます。
7z
7-Zipはオープンソースのフリーソフトウェアで独自の拡張子である7zの拡張子をはじめ、.rarを含めた様々なものに対応しています。.rar以外の拡張子も扱うのであればこっちのほうがいいのかもしれないですね。
.rarファイルのリカバリ、パスワードの仕組み
.上のソフトを使うとファイルの圧縮、解凍ができるわけですが、rarファイルには一応破損したファイルの回復機能、やパスワードによるロック機能があります。(後者はZipファイルにもあります。)
ファイルの破損
ファイル操作を普通にやっている分にはそこまで気にならないのかもですが、長期間ファイルを保持しているとファイルの内容が劣化してしまい解凍できなくなってしまうことがあります。.rarにはそのようなファイルの修復機能が存在します。winrarには書庫の修復機能があります。
パスワードの機能
これは.rarに限った話ではないのですが、圧縮ファイルにはパスワードが設定されていることがあります。パスワードを紛失してしまうなどで暗号を解くソフトを探している方がいるのであれば、あまりお勧めすることはできません。検索を行うとそれらしいアプリは見つかるとは思いますが、rarファイルはセキュリティ上の観点から実際のパスワードとは別にたくさんのダミーパスワードを設定しており、現状のソフトにはそれらの違いを見破れる能力のあるソフトはないと思われます(筆者の調べなので実際は不明ですが)さらにそのようなアプリはダウンロードした際に余計なフリーソフトをインストールしてPCが使いにくくなってしまう原因にもなるので、インストールは避けたほうがいいでしょう。
終わりに
.rarファイルは大容量ファイルを扱う際には非常に便利なのでよかったら使ってみてください。
コメント